インテル® C++ コンパイラー 14.0 ユーザー・リファレンス・ガイド

gnu-prefix

コンパイラーから呼び出される GNU* ユーティリティーの名前に追加するプリフィックスを指定します。

構文

Linux*:

-gnu-prefix=prefix

OS X*:

なし

Windows*:

なし

引数

prefix

コンパイラーから呼び出される GNU* ツールの名前の前に追加する文字列。値は特定のオペレーティング・システムで使用される GNU* ツールチェーンに依存します。 例えば、Wind River* Linux 5.x の場合、prefix 値は i686-wrs-linux-gnu- になります。 ツールチェーンのプリフィックスがハイフンで終わる場合のみ、prefix にハイフンを追加する必要があります。

ショート名またはパス名を指定することができます。

  • ショート名: -gnu-prefix=prefix

    この場合、コンパイラーは <gnu_utility> の代わりに prefix<gnu_utility> を呼び出します。この名前のユーティリティーが PATH 環境変数になければなりません。

  • パス名: -gnu-prefix=/directory_name/prefix

    この場合、コンパイラーは /directory_name/prefix<gnu_utility> を呼び出します。この名前のユーティリティーがフルパス名で呼び出されます。

デフォルト

オフ

コンパイラーは、GNU* ユーティリティーをショート名で呼び出し、PATH 環境変数で指定されたパスを検索します。

説明

このオプションは、コンパイラーから呼び出される GNU* ユーティリティーの名前に追加するプリフィックスを指定します。 このオプションは、Linux* 向けのコンパイラーで利用できます。ホストは、Windows* でも Linux* でもかまいません。

-gnu-prefix オプションと -gcc-name (または -gxx-name) オプションを一緒に指定すると、次のような動作になります。

上記のアプローチにより、デフォルトのツールチェーン以外の gcc 名を指定することができます。同時に、-gcc-name オプションでショート名が指定されると、デフォルトのツールチェーンの一部と見なされ、プリフィックスが追加されます。

IDE オプション

なし

代替オプション

なし

例

Wind River* Linux 5 向けアプリケーションを生成するため、コンパイラーをセットアップする場合について考えてみます。

ターゲット OS 用の GNU* クロスツールチェーンは、次のディレクトリーにあります。

/wrl50/wrlinux-5/layers/wr-toolchain/4.6-60

ツールチェーンに含まれる GNU* ユーティリティー名は prefixi686-wrs-linux-gnu- です。

ターゲット OS の sysroot は、次のディレクトリーです。

/wrl50/ia32/export/sysroot/wrl_intel-atom_glibc-std/bitbake_build/tmp/sysroots/intel-atom  

Wind River* Linux 5 向けアプリケーションをコンパイルするには、次のコマンドを実行する必要があります。

export PATH=/wrl50/wrlinux-5/layers/wr-toolchain/4.6-60/bin:PATH
icc –-sysroot=/wrl50/ia32/export/sysroot/wrl_intel-atom_glibc-std/bitbake_build/tmp/sysroots/intel-atom -gnu-prefix=i686-wrs-linux-gnu- app.c

次の例は、-gcc-name と -gnu-prefix を一緒に指定しています。

例 1:

コマンドライン: -gcc-name=foobar –gnu-prefix=em64t-
コンパイラーで使用される実際の GCC* 名: em64t-foobar
icc で使用される ld 名: em64t-ld

例 2:

コマンドライン: -gcc-name=/a/b/foobar –gnu-prefix=em64t-
コンパイラーで使用される実際の GCC* 名: /a/b/foobar
icc で使用される ld 名: em64t-ld

関連情報


このヘルプトピックについてのフィードバックを送信