インテル® C++ コンパイラー 14.0 ユーザー・リファレンス・ガイド
このトピックは、インテル® グラフィックス・テクノロジー向けの IA-32 アーキテクチャーにのみ適用されます。インテル® グラフィックス・テクノロジーはプレビュー機能です。
オフロードランタイムによって管理されるタイマーは、オフロードセッションの時間を分析し、効率良くチューニングを行う上で役立ちます。例えば、明らかにオフロードのオーバーヘッドが原因であり、コンパイル済みコードをチューニングしても効果が得られないことがタイマーにより分かることがあります。
GFX_SHOW_TIME を 1 に設定すると、実行の最後に次のような測定結果が出力されます。
GFX performance timers with non-zero value (milllsecond,activation counter):
Offload Total = 3.94, 3
Device Creation = 42.10, 1
Kernel Creation = 0.09, 1
Kernel Execution = 2.53, 1
Kernel Execution on Device = 0.03, 1
Buffer Creation = 0.25, 4
Buffer Destruction = 0.03, 3
Buffer Reading = 0.08, 1
Buffer Writing = 0.39, 4
Iteration Space Splitting = 0.02, 1
Argument Setup = 0.62, 2
ELF Parsing = 0.12, 1
Program Loading = 14.31, 1タイマー出力を無効にするには、GFX_SHOW_TIME を空にするか 0 を設定します。
次の表は、各タイマーの説明です。
タイマー名 |
説明 |
|---|---|
Device Creation |
ランタイムとデバイスの初期化に費やした時間。 |
Offload Total |
すべてのオフロードセッションで費やした合計時間。 |
Program Loading |
JIT コンパイル時間を含む、プログラムのすべてのカーネルのロードに費やした合計時間。 |
Kernel Creation |
カーネルの作成に費やした合計時間。JIT コンパイル時間は含みません。 |
Kernel Execution |
すべてのカーネル実行で費やした合計時間。完了通知を受け取るまでカーネルをキューに置くことで測定されます。 |
Kernel Execution on Device |
インテル® グラフィックス・テクノロジーのドライバー・スタックによって測定されたカーネル実行で費やした合計時間。この値には待機中のイベントとその他のオーバーヘッドが含まれないため、通常 Kernel Execution の値よりも小さくなります。 |
Buffer Creation、Buffer Destruction |
ターゲットのメモリー領域の割り当てと解放に費やした時間。 |
Buffer Reading、Buffer Writing |
ターゲットのメモリー領域との間でデータのコピーに費やした時間。 |
インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。 改訂 #20110804 |