ベクトル化レポートは、コード中のベクトル化されたループおよびされなかったループとその理由を示します。ベクトル化レポートを生成するには、/Qvec-report1 または /Qvec-report2 コンパイラー・オプションを使用します。 これらのオプションは、コード中のベクトル化されたループおよびされなかったループとその理由を示すレポートを生成します。
/Qvec-report1 オプションは、コード中のベクトル化されたループを示すレポートを生成し、/Qvec-report2 オプションはコード中のベクトル化されたループおよびされなかったループとその理由を示すレポートを生成します。
/Qvec-report1 オプションを使用するには、[プロジェクト] > [プロパティ] > [Fortran] > [Diagnostics (診断)] > [Vectorizer Diagnostic Level (ベクトライザーの診断レベル)] > [Loops Successefully Vectorized(1)(/Qvec-report1) (ベクトル化に成功したループ (1) (/Qvec-report1))] を選択します。
プログラムサイズ (/O1) オプションを指定するとベクトル化が無効になるため、コンパイラーはベクトル化レポートを生成しません。 ベクトル化レポートを生成するには、実行速度オプションを指定してプロジェクトをビルドしてください。
実行速度オプションを指定するには、[プロジェクト] > [プロパティ] > [Fortran] > [Optimization (最適化)] > [General (全般)] >[Maximize Speed (実行速度)] を選択します。
プロジェクトをリビルドし、実行ファイルを開始します ([デバッグ] > [デバッグなしで開始])。 新しい実行時間を記録します。短縮された時間は主に、ベクトル化レポートで示されているように、行番号 32 の内部ループの自動ベクトル化によるものです。
matvec.f90(32) (列 3): リマーク: ループがベクトル化されました。 matvec.f90(38) (列 6): リマーク: ループがベクトル化されました。 driver.f90(59) (列 5): リマーク: ループがベクトル化されました。 driver.f90(61) (列 5): リマーク: ループがベクトル化されました。 driver.f90(80) (列 29): リマーク: ループがベクトル化されました。
/Qvec-report2 オプションにより生成されるリストには、ベクトル化されなかったループとその理由も含まれます。 /Qvec-report2 オプションを追加するには、[プロジェクト] > [プロパティ] > [Fortran] > [Diagnostics (診断)] > [Vectorizer Diagnostic Level (ベクトライザー診断レベル)] > [Loops Successfully and Unsuccessfully Vectorized (2)(/Qvec-report2) (ベクトル化に成功または失敗したループ (2)(/Qvec-report2))] を選択します。
/Qvec-report2 オプションを指定してプロジェクトをリビルドします。
ベクトル化レポートは、matvec.f90 の行番号 33 のループが、ループの入れ子の最内ループではないためにベクトル化しなかったことを示しています。
matvec.f90(32) (列 3): リマーク: ループがベクトル化されました。 matvec.f90(33) (列 3): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: 内部ループではありません。 matvec.f90(38) (列 6): リマーク: ループがベクトル化されました。 driver.f90(59) (列 5): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: 内部ループではありません。 driver.f90(59) (列 5): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: ベクトル化は可能ですが非効率です。 driver.f90(59) (列 5): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: 内部ループではありません。 driver.f90(59) (列 5): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: 添字が複雑すぎます。 driver.f90(59) (列 5): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: 内部ループではありません。 driver.f90(59) (列 5): リマーク: ループがベクトル化されました。 driver.f90(61) (列 5): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: ベクトル化は可能ですが非効率です。 driver.f90(61) (列 5): リマーク: ループがベクトル化されました。 driver.f90(80) (列 29): リマーク: ループがベクトル化されました。 driver.f90(74) (列 7): リマーク: ループはベクトル化されませんでした: 非標準のループはベクトル化候補ではありません。
行番号および列番号は異なる場合があります。
/Qvec-report コンパイラー・オプションの詳細については、『ユーザー・リファレンス・ガイド』の「コンパイラー・オプション」を参照してください。